シルクロードで繋がる遠くて近い国ヨルダン-②
美しい自然風景とフレンドリーさが紡ぐ絆
ようこそ!ヨルダンパビリオンへ
時空を超えた旅へとあなたをご招待します。パビリオンに一歩足を踏み入れると、そこには、1万年以上にわたるヨルダンの歴史や文化、そして未来を展望する体験が待っています。
素足でヨルダンの砂を感じ、人々の暮らしの音を聞く。死海から生まれる塩や泥の心地よさを体感したり、スーパーフード・デーツやカルダモン香るヨルダンコーヒーを味わう。
わずかな時間のなかで、ヨルダンの過去から現在、未来へと続く魅力をご紹介します。
EXPO2025 OSAKA
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パビリオンのプロローグはバラ色の都市が刻む時の流れから
繊細なタペストリーや香り高いコーヒーもヨルダンの名産品
パビリオンのプロローグはバラ色の都市が刻む時の流れから
7世紀初頭に始まるヨルダンの歴史は多彩な文化や王朝によってつくられてきました。 ペトラ遺跡などで見られる赤い岩の地層は、古代から現代までの長きに亘る歴史の証人です。
ヨルダン館のプロローグ「時の流れの部屋」には、赤い岩をイメージした土壁があります。この土壁は、日本の左官職人・久住有⽣(くすみ なおき)さんが手がけたもの。壁に設けられた小窓からは、首都アンマンや世界遺産の街アル・サルト、緑豊かでお城のあるアジュロン、世界遺産ペトラ遺跡の様子がうかがえ、順を追って観ることで、ヨルダンの歴史を辿れます。
繊細なタペストリーや香り高いコーヒーもヨルダンの名産品
赤い土壁の後方に展示されるのが、ヨルダンのタペストリーです。ヨルダン出身で、現在ニューヨークで活躍する織物アーティスト・イシュラークさんの作品です。織物の下に置かれた火打石をスティックで叩くと心地よい調べが。音に連動してタペストリー上にアラビア語などの映像が流れます。
タペストリーの隣、入口横には、砂漠に住む⺠族ベドウィンのコーヒー作りを再現した道具が置かれています。このコーヒーは、⽇本で飲まれるものより濃厚。カルダモンのスパイスが効いた爽やかな⾹りを楽しめます。